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兄さん、覚えいる?
私と兄さんがスケルトン1500体を倒した事を…
まさか、目標達成するなんで私は驚いたよ。
でも、今の私は連合軍の兵士を殺さなければならない。
私は悪魔王。
七つの大罪の一人、「憤怒」を司る。
兄さん、可笑しいよね…
いつも優しくしているのに私は「憤怒」の塊なんだよ。
いや…
私は優しくなんかない…
悪い戦況を聞くとイラついて私の側にいるスケルトンをこの剣で壊してしまう…
コレが「憤怒」と言うのが…
兄さん、今は兄さんと話したい…
けど、今は敵同士だ。
私は連合軍を倒さなければならないんだ…
兄さん、私が悪魔王になった日…
私は変わってしまった…
あの日に…
~悪魔王・サタンより~
「サタン、この勝負は引き分けだな‼」
兄さん、まさか1500体を倒すとは…
信じられないよ…
「兄さん…
正直、言うけど…
反則な行為した?」
私は本当か、どうかを確かめる為に試してみるか…
「この私が反則行為だと?
そんなズルい兄と思うか?」
私は、こう言った。
「今の撤回。
ズルい兄さんだと思わない。」
「なら、いい。」
私と兄さん…
この兄弟の絆は誰も切る事のない…
私は、ずっと思い続けた…
私は願い続けた…
どうか、兄さんと私の絆を切らないで欲しい…
「ミカエルとサタン‼
まだ2人でスケルトン5000体を追い返すとは‼」
ルシフェル閣下か…
機嫌がいいな…
「そうだサタン‼
実は、お前が弟子入りして欲しい奴がいる。」
私が弟子だと…
「閣下、誰ですか…」
「私の弟、ルシファーだ‼」
ルシフェル閣下の弟だと‼
「閣下‼
それは本気に言っているのですか⁉」
流石に兄さんは驚いた…
「私じゃなく、ルシファーに言え。」
急にルシファーが現れた。
「サタン様、私はルシフェルの弟・ルシファーです。
どうか、弟子入りして下さい‼」
ルシファーは本気だ…
「ルシファー殿、アナタは「始まりの天使」の弟です…」
兄さんは心配そうにルシファーを説得している…
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