Prologue~物語は突然に…

5/6
前へ
/76ページ
次へ
「……………」 正直何が僕の目に映ってるのかよくわからなかった… 家族等から(得に母さんと兄ぃ)切るなと言われ、伸ばして、だいたいセミロングくらいの髪だったのが、背中につくぐらいの髪になり 身長は160はあったはずなのに、10㎝くらい縮み 顔にいたっては、昔から女顔はしていたが、さらに磨きがかかっている… しかも男の僕にはあるはずの無い胸…それもそれなりの大きさ… そして男にあるべき物である男の勲章がなくなっているのである 理解不能…その言葉が頭をぐるぐると巡り、無限ループしていた… だからだろう…誰かが脱衣所の扉をノックしているのに気づかなかったのは 僕が我に帰ったのは、脱衣所の扉が開く音だった ガチャ 「栞?なにし…………」 「に、兄ぃ…?」 …時が止まった…そう感じる空間だった… ゆらりと兄ぃが動く…そして、キラリと目を輝かせ… 「いただきまぁあああす!!」 とか言いながら僕に飛び込んできた 「え…ちょっと!?…うわっ!?」 頭もろくに働いていなかった僕は、兄ぃの飛びつきを回避出来ず押し倒されてしまった
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!

234人が本棚に入れています
本棚に追加