犠牲者 二人目

2/8
前へ
/23ページ
次へ
「いち…にぃ…さん…………23」 まだここに一時間しかいない 「ってかさぁ、いっぱいドアあるんだから入れば良いじゃん?」 そう言うと一機は適当にドアを開けた 「ぅおぉ」 ドアの向こう側は壁になっていた、 16部屋開けたが、どれも壁になっていた 最後の一部屋 どうせ―――とか皆も思っただろう 一機はドアを開けるといきなりドアを閉めた。 「…どうした?」 「壁じゃなかった。見てると吸い込まれそうな真っ暗な闇。」 一機はそう言うとそこのドアを開けた。 皆は口をあんぐりさせながら黙って見ていた 十秒ぐらいするとドアを閉めた。 「誰か中見てこいよ。」 「嫌だよ。雪で試してみたら?」 そう言うと私は部屋の端にいる雪を引きずって持ってきた
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加