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「言い付けを無視してまで、ポカリを買ってきてくれたのか！」
「うん！ 外楽しかった！」
「１０本も買ってきてくれたのか！」
「重かったけど、頑張った」
「そうかそうか、じゃあお説教だな！」
「うん！ わかった！」
上気した顔のまま嬉しそうに返事をしたファミコンとメガドライブを正座させる。
「あれ？」
「う？」
やっと自分の状況に気づいたのか、二人はおかしな声を出す。
「もちろん感謝しているし、お前ら二人で出掛けられたのには驚いた。 が、約束を破ったことは話が別だしな」
――というわけで一時間ほど説教をしてやったがポカリのおかげで喉がとても良い感じだ。
グッタリとしている二人を尻目に俺はベッドへ向かい、枕元にポカリをおいて電気を消した。
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