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PROLOGUEⅠ 最強ノ氣志団
2066年 9月5日
一寸先も見えない漆黒の闇-。
その中を一人の男が走っていた。
ヒュッ。
風を切るような音とともに、男の首が飛んだ。
だが男から血は出ない。
切断面は凍っていた。
「これで最後か…?」
漆黒の闇の中から青いセミロングの髪に青い瞳の長身の青年が現れた。
息を飲むほど綺麗に整った美しい顔。
その美しさは美の女神とて敵わないだろう。
それほど彼は美しかった。
だがその美しさとは裏腹に彼の瞳は鋭くとても冷たい瞳だった。
瞳だけ見れば彼を見たものは言うだろう……
『悪魔』だと。
それほど彼の瞳は鋭く冷たかった。
「たぶんこれで最後じゃないかなぁ~。」
もう一人青年が闇から現れた。
金髪に金色の瞳の青年。
とても青年とは思えないほど幼い顔
その青年はとても可愛らしかった。
青い髪の青年とは違い小柄で何より目に付くのは愛くるしい瞳
そして穏やかで落ち着いた雰囲気を漂わせている。
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