第十章

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~準備をしている最中~ 白龍達、五人は久しぶりの合流を喜んでいた 「 打ち合わせなしにあんな案を出してすみません… ですが、よく引き受けてくれました。」 ホウ統は、自分の出した案を誠策、陳騎が引き受けてくれたことに礼を言う 「 あの場で、ホウ統殿が発言するからには何かあると思いましてね。」 誠策はなぜ自分達を推薦したのかホウ統の真意を問う 「 流石ですね。 曹軍が攻めてくる可能性は極めて低いですが、これを機に領土の守備を学んでもらいたくてね… 誠策殿は、臨機応変に状況を把握し次の策がうてる… 陳騎は、理論的に状況を把握して動く… 陳騎は守りの戦に長けていると判断し、この役をかってでました。 この戦は、我々にとっても大事な戦… だが、領土を守ることも我々にとって大事なこと… 私達もこの戦を最大限利用しましょう。」 ホウ統はこれから戦だというのに不安や恐怖を感じることなく、この戦を利用すると豪語する 「 そうですね。 では、私は大牙と共に我々の部隊を遊撃隊として動くよう指示してきますね。」 誠策は大牙を引き連れて、自分達の三千六百の部隊に遊撃隊になることを伝えにいく 「 僕も、劉キ殿と守備の打ち合わせに行ってくるよ ホウ統さん、白龍をお願いしますね。」 陳騎は、ホウ統に伝え、その場を後にする 「 やはり、兄として弟が心配なんでしょうね。 白龍、いまから孔明の所に行きましょう… ちょっと孔明にお願いしたいことがありましてね。」 ホウ統が微笑みながら白龍に言うと、白龍は素直に頷きホウ統の後をついていく 白龍は、ホウ統の微笑みに何かあると胸騒ぎしていた
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