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「おれはそんなこと絶対にしない!」
真剣な表情で白龍は答えた
「いい表情ですね
そしたらこれをわたしとの約束として守れますか?」
「守る! 守ったら俺は強くなれるのか?」
白龍は目をキラキラさせながら誠策をみつめた
「白龍の器が強くなる
力や技術などは体がおおきくなって土台ができてからいくらでも補える
白龍がいまやるべきことは約束を守り
基礎を体に叩き込むことですね」
穏やかな表情で誠策はかたる
『『よし!
一番強くてやさしい男におれは絶対なってやる!』』
立ち上がり自分の進む道がわかった白龍に誠策はやさしくみつめていた
「ぉお~ぃ
ご飯の支度できたよぉ」
手を振り声をかける少年
「陳綺帰ってきたんだ…
いまいくよぉ!」
陳騎のほうに振り向き返事をする白龍
「陳騎はいま学問をまなんでいますからね…
陳騎も学問を経て武術を学べば知識の応用のできない白龍をおいこしちゃいますかね」
ちょっとからかう言い方をし白龍をみる誠策
「……俺も学問学ぶ!
……剣の基礎が完璧になったら……」
ぁッ いっちまった!
と思いながら弱々しく誠策に顔を向けると
誠策の顔が…
「武術しかできないよりは知略もあったほうがいいですしね…
交互に学べば覚えも速いでしょう
一番強くなるという目標に向けて頑張っていきましょうね」
してやったりの誠策
白龍は苦痛の表情で頷いた
「ではそろそろ夕食にしますか」
「 うんッ!」
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