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ある河原で…
「えぃッ
やぁッ えぃッ
やぁッ」
木刀で素振りをくりかえす白龍
「脇があまい自分の腕の回しいい場所、回しにくい場所を体で理解しなさいッ」
「はいっ」
シュッ
シュッ
…いい感じですね
吸収がはやい
…さすがは白龍
腕を組み鋭い目つきで白龍をみつめる
白龍もそんな誠策をみて真剣に稽古に取り組む
「 誠策ッ
白龍ッ
村が…
村が山賊に襲われてるよっ 」
陳騎か慌てて河原まで走ってきた
「なにッ
村には夫人がいるではないかッ
白龍、陳騎おまえたちはここで隠れて待っていなさいッ!」
「はィ
「嫌だッ!
かあさんがいるんだ僕も助けにいくんだッ!」
拳を力強くにぎり誠策をみつめる
誠策は白龍の前に膝をつき
「お前はまだ未熟だ、村にいる山賊は無抵抗の村人も殺していくだろう そんな場所におまえをつれていけない
わたしの信念を忘れたかッ おれはおまえ達を必ず守りぬくことだよ
それともわたしの力を信頼していないのかな?」
誠策は優しく白龍にいった
「……誠策、
かあさんを助けて…」
白龍は涙をこらえながら弱々しく誠策にいった
「……いってくる」
誠策は全速力で村へとむかっていった
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