第零章

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陳宮「誠策ッ」 お呼びでしょうか? 陳宮 「 おぬしに頼みたいことがある」 陳宮様の命ならば… 陳宮「陳騎とともに荊州方面にむかってもらいたい…」 陳宮様… わかりました… 陳宮「誠策おまえにはわたしの最後の策を見守ってほしい… この策は成功するには難しい… 最初で終わるか 途中で終わるかわからない 最初の成功率は二分の一 次の策となると更に成功率は落ちる 先に進む事に成功率は落ちてくる しかしわたしは息子と誠策に賭けてみたい おまえにはこの策ある程度見通しておるだろう  この策の成功率を誠策があげてはくれないか? おまえはこんなわたしに尽くしてくれた… これからはおまえの忠義を陳騎に尽くしてやってくれないか?」 …陳宮様の頼み、私が断れるわけがありません これから私の主、陳騎様達として仕えさせていただきます。 陳宮 「…ありがとう こんな私についてきてくれて… おまえに渡しておきたいものを用意しておいた… この木箱のものは、最初の策が成功して次の策ができあがる頃、時期をみて渡してくれ… 失敗したら…これで皆を助けてあげてくれ… これはお前達に書いた書だ。 あとこれから生まれくる夫人の子供に 夫人の子供には二通ある。 これを読む時期、渡す時期はおまえの判断に任せる  私の最後の我が儘を聞いてくれてありがとう。 さぁ おまえも出発の準備をしてきなさい」 はっ 陳宮様いままでありがとうごさいます このご恩は必ず陳騎様達にお返しいたします 失礼します 陳宮「 誠策… ありがとう…」
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