第1章

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桜が舞うこの季節。 私齋藤瑠華は高校生になった。 初めての道、はしゃぎながら歩いていた。 「転ぶなよ」 と後ろから声がした。 幼なじみの三浦晋だった。 「転ぶってなによ!私そんな子供じゃぁありません~!」 「ははっ(笑」 「バカにしよっ…『ドンッ!』」 「だっせぇー!ぶつかってやんの(笑」 「いったぁ~…」 私は晋の予想通り人に当たって転んでしまった。 ん?人に当たって?? あたりを見渡すと誰もいなかった。 でも遠くを走っている人はいた。 小さかったから同じ歳だろうと思いながらまた歩きはじめた。 「気をつけろよ」 と晋に頭をポンッと叩かれた。
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