ep2:林檎のお菓子。

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「やった! ありがとお兄ちゃん」 ちょうど勉強にも飽きてきたところだったので、「ナイスタイミング!」と言わんばかりにテンションがあがる私。 お兄ちゃんは部屋のテーブルに私の分の紅茶と アップルパイをおくと、 「じゃ、ごゆっくり」 そう言って部屋をでていこうとした。 …………が、 私はそれを引き留めるように言った。 「ねえ、たまには一緒に食べない?」 私のそんな気まぐれな提案に、 お兄ちゃんは「あぁ、そうだな」と言って自分の分をとってくるために部屋をでた。
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