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しばらく、久しぶりに会った事で丸テーブルを囲んでのティータイムを楽しんでいたが、ふとゴンザがポンと手を叩き言った
ゴンザ「そういやお隣さんは萌えもん博士の家らしいぜ?挨拶してきたらどうだ?」
ドリー「そうね…じゃあちょっと行ってくるわね。多分夕食は」
もす「4人分ですね?」
ドリー「分かってるじゃない。じゃあ行って来るわ」
もす「いってらっしゃい」
ゴンザ「おう」
ドリー「ふぅん?やっぱり研究所もあるわね…ま、どうせいないだろうし実家の方にお邪魔させてもらおうかしら」
そう独り言を呟き、ドリーはその萌えもん博士の家のチャイムを押した
??「はいは~い」
ガチャリと扉を開いて出てきたのは見目麗しい…と言うと大げさだが、綺麗な婦人だった
婦人「えっと…どなた?」
ドリー「はじめまして。今日から隣の家の方に居候させてもらう、萌えもんトレーナー駆け出しのドリーです」
??「あらあらご丁寧にどうも。私は主人の…萌えもん博士って言った方が分かるかしら?オダマキの妻のサチコです。ところで貴女トレーナーと言いましたよね?」
ドリー「えぇ…あ、はい」
サチコ「わざわざ言い直さなくても普通に話していいわよ?それで、トレーナーって事はうちの主人に会いに来たの?」
ドリー「いいえ、ただの挨拶に来ただけですよ」
サチコ「そうなの?まぁ何だっていいわ。うちの息子もトレーナーなの、よかったら上がって挨拶していかない?」
ドリー「ご迷惑でなければ是非」
サチコ「はい、素直でよろしい。どうぞ上がって」
ドリー「お邪魔します」
サチコに案内され2階の部屋に行ったドリーだったが、中に誰もいませんよ?
ドリー「…誰がスクイズネタしろと…まぁいいわ、待ちましょ」
とは言ったものの勝手に椅子やベッドに座るわけにもいかず、壁に寄り掛かってのんびりしている
ドリー「まぁ…予定とは違ったけど、概ね想定の範囲内ね…と、あれは」
ふと気付いたドリーが、この部屋の持ち主の机を見ると、無造作に萌えもんボールが置いてあった
ドリー「…?中に萌えもんは…いる、わね…萌えもんが入ったまま放置とか…何考えてんのかしら例の息子とやらは」
そう言ってボールに手を伸ばした瞬間
??「えっと…誰?」
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