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楓の目はかなり真剣であって、さっきまで張りがあった声とはちがい
落ち着いて話してきた
「おんなじよ。ナンパから助けたんだから最後まで面倒みなさい。これもなにかの縁よ、きっと…
それに、面倒みる大きな理由があるわ」
いきなり態度が変わったことに少し焦った俺はその理由を聞いた
「な、なんだよ」
楓があごを使い、千夏ちゃんをさした
「女を泣かした罰よ」
気づくと千夏ちゃんは今にも泣きそうな顔をしていた
「ってことで、お二人さん母さん達には話しとくから仲良くやんなさいよ~」
そう言い残すと俺の胸倉を放し、風呂に入りに行った
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