215人が本棚に入れています
本棚に追加
/249ページ
俺は勝手に舞い上がってる楓に
なにもかも勝手に決めることに腹を立てて
「いきなり決めるなよ!俺の気持ちも考えろ!!だいたい赤の他人になんでそこまでする!?学校だって手続きとかあんだぞ!?」
しかし楓ため息をつき
「あんたの気持ちを考えるのは三ヶ月前で疲れた。それに女っていうのは男より何倍も強い生き物なのよ。だから家出するのはそれなりの訳があるのよ。学校は任せて!『魔法の言葉』があるから」
確かにこのおしとやかそうな千夏ちゃんが家出するのは
普通は考えられないな…
やっぱり家のことで、かなり悩んでいるのかな
「てか『魔法の言葉』ってなに?」
すると楓は不敵な笑みを浮かべた
最初のコメントを投稿しよう!