11階の華子さん

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ドアが開きます。 アナウンスとともにエレベーターの扉が開いた。 「へぇ、ここが11階か。」 外装は私の住む10階とほとんど変わらない。ただ異なるのは部屋らしきものが一つしかないことだ。 「ここの大家さん、11階に住んでいたっけ。」 私の中で童心の頃に戻ったような冒険心が芽生え始めていた。
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