プロローグ~未知との接触~

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「風邪」   それは毎年冬に、必ずといって良い程、俺の体に訪問してくる厄介者である。 「ブェックション!」   とある日曜日、俺はこの間終わった期末テストの気晴らしをしに、国道沿いの歩道を散歩していた。 「全く、大丈夫かよ、永井。お前まだ風邪治ってないんじゃねえか。」   と、隣を歩く同級生、「赤川 蒼太」が言った。 「大丈夫だって。もう二週間も経って・・・・・・・・・・・・・・・フェックション!」   あ~、もういい加減治ったっと思ったのに。
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