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そしてついに、俺としては全く期待していない、いやむしろこのまま消滅して欲しい、休み時間がやってきた。
先の俺の行動が音速の勢いなら、これは光速の勢いで、俺の体は抵抗する間も与えられずに、トイレという、俺の中ではリンチの定番のようなイメージが付いている場所へと、クラスの男連中どもに連れ込まれた。
否、運び込まれた。
それからは、人間のすることなのかというくらい残虐非道なことが行われた。
これは退学もんじゃねえか。
そんなことを思いながら、俺は文字通り必死にその中で耐え続け、帰還を果たしたのであった。
それにしても、今日初めて目撃した、口を訊いたこともない女子一人のために、よくここまで出来るよな。
そんなこと、漫画の中だけかと思っていた。
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