第二章 下校時刻

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そしてその後、二限目を体力回復のための睡眠に使い果たし、今に至るわけだ。 『ハア~』   俺と赤川は全く同じタイミングで溜息を吐いた。 もしかしたら俺たち、シンクロの才能があるんじゃないか。 男同士でやりたくはないが・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まあ、こういう優しさを持つ男とも、そう滅多に会えないだろうから、今俺のためにしてくれたであろう溜息は、中々貴重なものなのかもしれない。
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