プロローグ~未知との接触~

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目を擦(こす)っても、見えるものは変わらなかった。 そればかりか、緑色は段々と強く、はっきりとした色合いになっている。 (な・・・・・・・・・・・何なんだ、これは)   その時、一人の少女が自分の横を抜いたのに誠は気づいた。 自分と同じ高校生くらいだろう。   しかし、その少女の周囲には、少女を包み込むように何かが膜のように張られていた。 透明な、何かが。 それに当たった光が反射し、何となくそれの形が分かる。
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