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少女は、既に全身が緑色の何かに変わりかけていた老人に向かって迫っていき、
その距離が1メートル程まで狭まったとき、
突然、少女の右腕が輝き、次の瞬間、手には光る突起物――――槍のような物が握られていた。
そして、少女が槍を構える。
まさか・・・・・・・・・・・・・・・・
「やっ・・・・・・・・やめろ~!」
誠は声を張り上げた。
少女は一瞬体を硬直させ、誠の方に少し驚いたような表情で振り向いた。
が、それも一瞬のこと――――――――
少女は槍を構え直し、老人に深々と突き刺した。
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