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「すばるくん、おるやろ?開けてー」
屋上のドアを叩く
放課後は必ず渋谷は屋上にいる
なのに返事がない
来てないのだろうか
ドアノブを回すと鍵がかかってなくて、ドアが開いた
屋上に入ると、渋谷はイヤホンを付けて、音楽を聴きながら寝ていた
錦戸は近寄り、顔を覗く
まつ毛が少し上がっていて、小顔で、長い髪、細い体
そして、薄い唇
すべてにおいて、錦戸を欲情させる男、渋谷すばる
綺麗な恋人が小さな寝息をたてていた
最初は隣にしゃがみこみ、眺めていただけだったが、我慢出来るはずなく、錦戸はその唇に自分の唇を合わせた
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