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「軟骨にピアスあけにきた」
「…またピアスか。」
何度も何度も、ピアスをあけにここへやってくる。そのたびに…自分でもあけれるやろ…。と渋谷は言うが、
「すばるくんウマイから」
の一言で、来るのを止めようとしない
「お前…、そんなピアスあけてどないすんねん。」
安田の耳はもう、ピアスをあける場所を探すのが難しいほどあいていた。
「内緒!…すばるくんは、なんであんまりあけへんの?」
一方の渋谷は、片耳にひとつだけ。
ピアスをあけるのがうまいと評判な渋谷がひとつだけしかあけてないことに安田は前から疑問に思っていたのだ。
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