拡張ピアス(黄←赤←青)

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渋谷は一瞬、目を丸くし沈黙したが、すぐ笑い出した 「お前、今のセリフいやらしいわ~、勃つかと思ったわ!」 安田の言葉は呆気なく交される…いつものこと。 渋谷も今回の言葉は直球すぎて反応が遅れたが、うまく交わせたと思っていた、が 「またそうやって…冗談にせんといてや!知っとるやろ?…前からすばるくんのこと好きやってこと」 ついに安田が爆発した。 「…言うなや、それ」 気付いてないふりしとったのに… 渋谷は溜め息をついた 知っていたなにもかも。 高校の時から安田が俺を好きやってこと、 ピアスもあけたくて来てるのではなく、俺に会いにきていることも。 高校のときはいつ告白されるかドキドキしとったが、…もう10年やで? いまさら告白されるとは思ってなくて、どう返事すればいいか分からない渋谷は、 「…今日はもう帰れや」 と、冷たく突き放すことしか出来なかった
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