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 ゆっくりとした口調で言うと、アリスは顔を背けた。 「体の調子を勝手に読み取るなんて、ズルいです……言いつけますよ!」 「読みとってませんよ、ただ感じただけです。それさえダメですか?」  静かに尋ねると、アリスは黙ってしまった。 「甘えたいんです。これでも我慢している方ですよ」  そう言ってスカートの裾から手を忍ばせて太股をなでると、さすがに押さえつけられました。 「それ以上したら、怒ります!」  はっきり言われて、仕方なく手を引っ込める。
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