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気絶したカス本ご一行を放置したまま(ひどい)、ひたすらはなび様に会えるときを夢見、さらにあわよくばrabittを仕留めることを考えながら走り続けるワタクシこと、vivi。(なげーよ)
「ア、アカン…さすがに体力尽きてきた。もう歳やからな…しかも、着物で暴れすぎや…」
肩でゼーハーゼーハー息をしてしゃがみ込んでいると前方からカワイコちゃんが走ってくるではないか!
ここでこのカワイコちゃんを無視しては私の信条に反するってことで…。
ニヤリっ
呼吸を整えたあと、うずくまってその瞬間を待つ。
カワイコちゃんが私の隣を通り過ぎる瞬間…。
すかさずカワイコちゃんの足元にズバッと足払いを仕掛ける。
「キャっ!?」
ズベチャッ!!
(う~ん!ええ音ッ♪)
「イタァ~…」
「大丈夫??怪我してへん?」
ニッコリ笑顔でカワイコちゃんに近づくとガバッと起き上がった。
「痛っいわね!一体なんなのよ!!ったく…、こっちは命の危険を感じた後だっていうのに!!今度はなんだっつーの!!…んん?何見てんのよっ!?」
(えらい激しい娘さんやな…)
私の驚きの表情に気付いたのかフーと深呼吸すると、ニッコリと微笑んだ。
(カワエエっ!この際多少口悪てもええわ!カワエエもんはカワエエねん!)
「いーや、なんでもない!!それよりお嬢ちゃ…「あっ」」
私の声に男の人の声が被った。
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