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「ついた…」
通う学校、飛鳥学園
「頑張ろー!」
腕を上げ意気込みをいれたら
「いっ!」
「ウェ?」
「イテェだろがこのチビ」
「すっすいません!」
なんと上げた手が髪をオールバックにした男の人に当たってしまった
「チビ!こんな所で腕を上げウワッ!?」
「おっはよーさーん!雄哉!」
「テメェ…桃真!」
ドーンッと効果音が出そうな勢いでオールバックの男の人に乗っかった前髪を結んだ男の人
「何や?朝からナンパ?」
「誰が!いきなりこのチビが俺を殴ったんだよ!」
「ホンマ?!いや~君ダイジョブやった?拳が」
「えっ?あっはい!」
「コイツはサイボーグみたいやからむやみに殴ったら拳砕けるで?」
「誰がサイボーグだ!」
「俺榊桃真(サカキ トウマ)やヨロシクな。でサイボーグは西郷雄哉(サイゴウ ユウヤ)や」
「何勝手に自己紹介してんだ!」
「君名前はイタタ!雄哉痛いって!」
雄哉という人は桃真さんの頭をグリグリする
「あっ…俺天宮士です!」
「士…ふ~ん」
「離せって雄哉!そっか…ヨロシクな」
桃真さんはいきなり私の手を握った
「同じクラスならええな。じゃあ俺達先行くから」
「だっ!桃真引っ張るな」
桃真さんは雄哉さんを引っ張り先に行ってしまった
「あの二人…」
「(イケる!桃真さん攻めで!)」
私はガッツポーズを作った
「(これから楽しみだな~)」
今日から始まる学園生活
私にどんな楽しみ事を見せてくれるのかを楽しみにし門を通った
飛鳥学園男子校の
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