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ジリリリンー♪
うるさい目覚ましが鳴る。
朝日が降り注ぎいつものように寝癖がついた頭で眠たそうな顔をして目覚まし時計を止める裕也。
今日から高校2年生になるのだ。
新学期だというのにギリギリまで寝ていた彼は、時計を見て勢いよく起きて、階段を降りてゆく。
「何でもっと早く起こしてくれないんだよ」
いつものように不満そうな声で母親にあたる。
「あんたが起きないからでしょ」
「いいから早く着替えて来なさい遅刻するわよ。今日から新学期でしょ?」
その母親の言葉に急いで着替えに行く裕也。
「全くしょうがないんだから」
いつものように過ぎて行く日常であった。
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