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半年前ー
駅にいつものように二人でいる。
「裕也ぁー、あの子可愛くない?」
「どれ?どの子だよ?」
「あっちの反対側のホームにいる子だよぉ」
「あー可愛いな」
そういつものやり取りをしながら会話をする。
(本当に可愛いじゃねーか)
(あっ!!目があった)
「裕也ぁー?おーい」
裕也の目の前で手をブンブン振りながら隆は言う。
「あっ!!わりぃ」
「可愛い過ぎてぼぉーっとしてたんでしょ?」
童顔の目をキラキラさせながら隆は言う。
「んな訳ねーだろ」
軽く蹴りを入れながら照れ笑いをしながら裕也は答える。
「本当はどうなんだかぁ」
二人で笑いながら電車に乗り込んだ。
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