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「莉琉ちゃん、ちゃんとついて来なさい」
「ハーイ!」
釧路真美(くしろまみ)は、娘の莉琉(りる)を連れて買い物に来ていた。
莉琉はスナック菓子の袋をを抱えて、時折食べたそうにそれに視線をおとしていた。
真美は少し親バカではないか、という節があり、こういう時も可愛い娘が欲しがったお菓子などを、すぐに買ってしまう。
しかし、娘の笑顔が見られればそれで嬉しいのだ。
この子のために、私が尽くさねばならない。
そんな思いでいっぱいなのだった。
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