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「きれーな海!」
防波堤の高い所に平均台の様に歩いている。
「落ちたらずぶ濡れになるよ…」
「大丈夫だもーん!落ちたらアッキー助けてくれるもん!」
「助けねぇよ」
「本当は助けてくれるよ…私分かるもん」
まぁ落ちたら落ちたで釣るか…愛ならぬメグロてな(笑)
魚へンに愛かな…?
「でも確かに綺麗な海だな…」
愛に聞こえないぐらい小さい声で呟く。
地平線から顔を出した太陽の光が海面に反射して、キラキラ光っている。
「綺麗だ…」
「えっ…私!!」
「えっ…?いやっ…違っ…!」
「ヤッター!ヤッター!遂にアッキーを落とした!」
「ちげぇよ!もういいよ!先に行くぞ!」
「あっ!待ってよアッキー!!」
「あっ!」
足を滑らせた愛が海に真っ逆さま………
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