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「部長、書類ができましたので、お願いします。」
-ダルダル樽-
ダルダルダルと音を鳴らし、順調に落ちていった…しかし
樽が濡れた石に滑り、崖に向かった時、大きな岩にぶつかった‼‼‼
ダルダル樽が大破し、全身が粉々になってしまう様な激しい痛みに、この身を動かす気になれない…
-会社-
疲れがとれない…
「ああ…」
欠伸をしながら、両手を組んで両腕を真上にあげた途端…
「なんだこれは‼‼君はこの仕事何回やってる⁉」
突然激しく怒鳴られ、自信によって伸びた鼻が、ボキンボキンと、折れていった…
疲れてる上に、いつも難なくこなした仕事をミスして叱られ、ますますやる気が失せていく…
-ダルダル樽-
はぁ…誰も助けちゃぁくれない。
団栗を食べながら、リスがうつぶせの背中を軽々と跳んでいく…
こうして、自然と一体化できたら、楽だなぁ…
意識が遠退きそうな中…
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