運命の一目惚れ

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私の名前は保坂陽一。 清流院高校の国語科教師である。 「お~、綺麗に咲いてるな」 只今、私は桜観賞真っ最中である。 別に桜が好きな訳ではないが、あまりにも綺麗でつい足を止めて魅入ってしまった。 去年も咲いてたのに、今みたいに心は動かされなかったな。 「ん~、今回は特別か?」 そろそろ行こうか、と歩こうとした瞬間… 「?!」 私は運命なんて信じない。 一目惚れなんて有り得ない。 なのに、私は… 私は、 男なのに、 男の子に、 一目惚れをしてしまった… .
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