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A☆side
きょーちゃんを見送った後、まずは冷蔵庫に向かった、
そしてビールを1本、一気飲みした。
更に、もう1本。
これは、リビングのソファに座ってつまみと一緒に飲む。
ベッドに戻ればまた…きょーちゃんの影が鮮明になってしまうから。ちょっとでも気を紛らわすように、酒を飲む。
身体はしんどいし、本当は明日の事を考えたら寝るべきだけど。
どうせベッドに行っても寝付けないから。
…ウノにメールを送る。
[やっほ☆]
内容なんて無いんだ…。
ただ、相手をして欲しくて。
ウノだって仕事で疲れてるのに申し訳ないって思いながらも、他にきょーちゃんとの事を話せる人なんていないから。
ウノにメールを送信して。
缶に残っていたビールを飲み干して。もう1本…取りに行こうと立ち上がったら、身体に違和感を感じた。
まだ…2本しか飲んでないのに。
頭がきょーれつにガンガン鳴って。
腰のあたりに、締め付けるような痛みを感じる。
そこで俺は一度、意識を手放した。
次に目覚めた時は、もう…明け方だった。窓の向こうが明るくなっている。
っ!!
仕事っ!
俺は目覚ましをかけずに寝たから…ちゃんと起きれたのか心配になって。慌てて携帯を握る。ウノにメールを送ったままだったから、手元にあった携帯。
あれ?
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