My Brother

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「来てみたけど、入りづらいな…。」 どうしよう、やっぱ帰ろうかな? 「イギリス!!来てくれたんだね!!」 ア、アメリカ… 「どうして泣いているんだい?」 俺としたことが…泣いてしまった。 「大丈夫だ。これ、誕生日プレゼント。」 俺があげたのは、俺んちで育てた薔薇。「ありがとう。イギリス」 ありがとうといわれて、涙がぼろぼろと落ちた。 「昔、俺が独立したのはイギリスを守るためだぞ。だから、嫌いになった訳じゃない。君は俺にとって最高の兄弟だぞ!」「なんでっ、なんで俺の心の中がわかるんだよ!!独立を気にして誕生日を祝わなかったことも、兄弟と呼んでほしかったことも…」 「何年君と居ると思っているんだい?君の考えてることぐらいわかるよ。」 「アメリカ…ありがとう。そんで、誕生日おめでとう。」 「ああ。」 今はまだ笑えないけど、これから少しずつ、笑えるようになるから。 お前がいてくれてよかったよ。 大好きな    My Brother。
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