まるで恋のような

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私の言葉に長い睫毛の人形みたいな大きい目がぱちぱちと動く。 「まみなんかとじゃ比べ物にならないよ!あ、てかまみって呼んでー」 「あーじゃああたしも鈴でいいよ」 まみはキラキラと目を輝かせると 「鈴ちゃん!!」 とでかい声で叫んだ。 「嬉しい!鈴ちゃんって友達とかいらないってタイプかと思ったから不安だったの!」 「う」 「まみたちもう親友だね!!これからもよろしくっ!!」 「…は、はい。」 友達とかいらないタイプと言われて、うんそうだよと言おうとした私だったが、まみのキラキラした目にやられて思わず頷いてしまった。 …ていうか、なんで名前呼びになっただけで親友なんだろう? 「あっ、そうだ!それでね、まみ友達いないから鈴ちゃんと一緒にライブ行きたいと思ってたの!」 「…ライブ?」 ばっと、じゃらじゃらが付いた携帯を開いたまみは慌てたように私の腕を引っ張った。 「もう始まってる!!行こうっ!!!」 「え?ちょっ…」 凄い勢いで私の腕を掴みながら走るまみに、私は引きずられるように付いていったのだった。
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