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私は『歌う』
あなたのために。
声が枯れるまで
命絶えるまで…
消えて無くなってしまってもいいの
あなたのためなら何処までも堕ちてゆく
だけど
私は歌うことしか出来ない
ただのDOLLだった
淡くはかないこの思いを伝えることができるのは
私の綴-ツヅ-ったこの詩-ウタ-だった
『最期にもう一度
言わせてお願い…
もう二度と会う事はないけれど
あなたを想うこの気持ち
忘れないで―――』
私は『眠る』
あなたの中で。
消え逝く砂となり灰となり
あの歌には続きがあるの
あなたを想うが故のSONG-ウタ-
だけど私はもう歌えない
ただのガラクタになった
唄の続きが聴きたいならば
ずっと私についておいで…
『―――忘れないで
私あなたを愛してた
脆くはかない花だったけど
思い出してこの歌を
―最期に綴ったI LOVE YOU…。』
もし生まれ変われるのなら
今度はあなたとつり合うモノに…
それとも別のモノならば
生きぬく強さを持った『雑草』に
『最期にもう一度
言わせてお願い…
もう二度と合うけとはないけれど
あなたを想うこの気持ち
―――忘れないで
私あなたを愛してた
脆くはかない花だったけど
思い出してこの歌を
最期に綴ったI LOVE YOU…。』
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