誘い

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由紀はその晩イロイロ考えた。 自分がアイドルになんてなれるわけない…そう思っていたし、第一、彼を信じていいのかわからなかった。 けど、もしかしたら自分が変われるかもしれない。 翌日の朝のホームルーム後、由紀は古川のもとへ言った。 「昨日のことなんだけど…」 下を向き、手をもじもじさせて言った。 「あぁ…」 古川は笑みを浮かべている。 「その前に…聞いていい?」 「何?」 「私のこと…裏切らない?」 「当たり前だろ!」 「なら…、私変わりたいからやりたい…」 由紀は恥ずかしそうに、小さい声で言った。
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