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こんな気持ちを彼に気付いてもらっても困る。
私は消えていく存在……
誰か悲しんでくれるだろうか?
そんな事を考えている自分が馬鹿馬鹿しい。
すべてが嫌になってしまう。
そんな自分との葛藤が毎日続いている。
考えるだけ無駄なのに……
長門「わかっている……」
キョン「何がだ?」
口に出てしまっていたらしい
長門「……気にしないで……」
キョン「そか。 そうだ長門!」
私は彼の一言で残りの半年を……いや、これから一生忘れられないであろう時間を過ごすことになった
キョン「卒業まであと半年だろ?」
長門「そう。」
キョン「それでだ。ハルヒや古泉とはけっこうなんだかんだで交流があったわけだが……これといってお前と何かしたか?と聞かれるとそうではない。」
長門「……」
キョン「勘違いするなよ!お前のことはsos団の中で……いや、世界中で一番の信頼をしている。もちろんお前からもその信頼をもらってると思っている。」
長門「……あなたの言っている言葉がよく理解できない。」
キョン「まあ、焦るな。本題はこれからだ。」
キョン「お前にはかなりお世話になって感謝している。世界で一人取り残された時も雪山の時も佐々木の時も……お前はいつも俺の願いを叶えてくれた。」
キョン「だからな、卒業までに少しくらいお前に感謝の気持ちを態度で示したいと思ってだな、足りない頭で考えたわけだ!」
長門「……なに?」
キョン「長門。お前の望みを言ってみろ!まぁ、俺ができる範囲でならなんでもやってやるぜ?」
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