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「キャーーー!!
怪物が…女の顔をした鳥の怪物が部屋の窓にー!!」
叫び声と同時に、後ろから女が青ざめ、凄い形相で部屋から飛び出て来た。
「か…怪物が…怪物が……!
奇妙な声で…歌を……
み…耳が…耳が痛い!痛いぃぃ!」
女は耳に手をあて、声が聞こえない様に一生懸命ふさぐが、それでも聞こえてくるらしく、だんだん取り乱し始めた。
「嫌…嫌ぁぁああぁぁ!!
何で!?何で私がこんな目にあわなければいけないの!!」
すると空から女の目の前に、セイレーンが舞い降りてからきた。
「ヒィーーーーッ!!
嫌ぁぁぁーーー!!」
女の叫び声の後、船は大きく傾き、船の外にいた王子や女、船員達も含め、全てが海に放り出された。
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