第1章

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「まぁ、言わずともわかっている。 この全ての海の事はな…。 今回の事は自らが招いた事。 だか、確かに、お前達の言い分もわかる。 ならば、特別に、お前達の願いを叶えてやろう。」 ポセイドンは「やれやれ…」と深いため息をつきながら姉達に告げた。 「ありがとうございます!」 姉達は深々とお辞儀をし、立ち去ろうとすると、ポセイドンは念をおす様に言った。 「ただし、一度きりだ。 今日の夜、人魚姫がその人間を見つけ、助けた時刻。 あの時と同じ様、状況をつくってやろう。 それ以上はなにもしない。 あとはお前達がしたい事をするがいい。」 その事を聞いた姉達は、早速ポセイドンの所を離れ、今度は海の魔女の元に向かいました。
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