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「まぁ、言わずともわかっている。
この全ての海の事はな…。
今回の事は自らが招いた事。
だか、確かに、お前達の言い分もわかる。
ならば、特別に、お前達の願いを叶えてやろう。」
ポセイドンは「やれやれ…」と深いため息をつきながら姉達に告げた。
「ありがとうございます!」
姉達は深々とお辞儀をし、立ち去ろうとすると、ポセイドンは念をおす様に言った。
「ただし、一度きりだ。
今日の夜、人魚姫がその人間を見つけ、助けた時刻。
あの時と同じ様、状況をつくってやろう。
それ以上はなにもしない。
あとはお前達がしたい事をするがいい。」
その事を聞いた姉達は、早速ポセイドンの所を離れ、今度は海の魔女の元に向かいました。
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