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勢いよく音を立て、埃があたりを舞う
埃に少しむせながらも、今の状況を冷静に把握しようとする。
まず、だ。
この原因は何だろう、と後ろを振り向く
(……影山くん?)
後ろに仰向けに倒れているのは、隣のクラスの影山波斗だ。
面識は無いが、かなり目立つ奴だから顔と名前だけは知っていた。
そんな影山が、上から落ちてきたのだ
どうして、とか何で、とか二の次で、僕が次に思ったのは『脳震盪とかしてないか』だ。
そして『マットが破れていないか』『早くしまわなきゃ先生に怒られるなぁ』
なんて
影山の命の心配なんて全くしていなかった
そっと影山の顔を伺うと、目を瞑っているが息はキチンとしているみたいだ
「よかった、第一発見者にならなくて」
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