自由

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「自由の‥‥ため?‥‥ですか?」 「そうだ。自由のためだ」 その第三者はここで自分が産まれる前から活動している戦車乗りのおっさんだった。海渡は彼の愛機を整備したことがある。 「お前達は日本国憲法の三大主義というのをしっているか?」 「いや、知らないっす。」 勇吉が答える。 海渡達には学がない。 別にここで生きていくにはそんなもの必要ないのだ。
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