プロローグ

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そういえば、ティティア。俺の髪は君が似合っていると言ってくれた青い髪のままだ。 そうだろうとは思う。君は青空が大好きで晴れた日になるとよく俺を強引連れて外に出たものだ。 だから、君が青い髪を評価するのは当たり前のことなのだろう。 まあ、これは俺の勝手な推測にすぎないけれど。 覚えているだろうか。 俺は二年もの間、君と笑って過ごした。他人として出会い、家族として付き合うようになった。俺は勝手に想いを寄せ、想いを伝えることすらできずに、俺は君から強引に引き離されてしまった。 叶わないことだとわかっていた。俺は仕方のないこととはいえ、今まで多くの人間を殺してきた男、君はごく普通の村で幸せに暮らす少女。 立場が違った。 住む世界が違うのだと何人の人間に言われただろう。
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