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そんな会話をしていると…
ガラッ
扉が開き、誰かが入って来た。
「あっ愛芽ちゃん!!やっぱりここに居たんだね~。僕だよ~」
来たか…
うざい…
そう、この人はさっき麗那と言ってた人…
2年、河賀 時雨(カガ シグレ)先輩。
最近、私にしつこく付き纏ってくる人。
何回振っても効果無し。
河賀先輩は目を輝かせながら私の方に走って来る。
「愛芽ちゃーん!!」
河賀先輩はそう言って私に抱き着いた。
「キャッ!!河賀先輩!?やめて下さい!!」
私は河賀先輩から離れようと身体を左右する。
…が、河賀先輩は更に力を強くする。
「愛芽ちゃん」
河賀先輩は私の頭を押さえて唇を近づけてきた。
ヤバい!!
キスされる!!
「先輩、やめて下さい」
そんな声が聞こえて私と先輩は離された。
そして私は誰かに包まれた。
誰…??
私はそっと私を包む人物を見る。
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