幼なじみ

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「っ!!いてっ」 雨琉はベッドから勢いよく落ちた。 私は毛布を被る。 「何すんだよっ!!いてぇじゃねーか!!」 「なんで雨琉がいるのよ!!しかも私の上に!!」 壁に背をくっつけ、雨琉をキッと睨む。 「はいはい。ゴメン。」 雨琉はだらしなく言った。 「じゃあ私のお願い2つ聞いて。そうしたら許す」 「はいはい。何??」 うーん… 何にしよおかなぁ?? 「あっ!!苺ミルク飴買って!!」 苺ミルク飴とは私の大好物。 「はいはい。2つめの願いは??」 「今から自転車で学校まで連れていって」 歩くのが面倒だし、時間もあまりないから。 「わかった。さっさと準備しろ。学校遅れるぞ」 「は~い!!」 私はそう言って毛布を除けた。
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