0人が本棚に入れています
本棚に追加
あー…、疲れた。
やっと寝たよ。
黒…白雪姫が眠るまで、俺休む暇ないんだよなぁー。
喋り方も丁寧にしなきゃいけないし。
今日は結構喋ったからなぁ…。喉渇いた。
おーおー、可愛い顔して寝ちゃって。
起きてるときとはえらい差だねぇ。
「むにゃ、ナレー・ション…」
は?俺?
何、この子夢の中でも俺と会話してんの?
しかもどんな夢見てんだよ。
しかし、この子も話相手って俺くらいだもんなー。
最近、大変みたいだし…。
生まれた時からずっと一緒だからねぇ。
最後まで付き合ってやんなきゃいけないしな。
「ナレー・ション…」
はいはい、なんですかー!
ってやっぱり寝てるし。
「ずっと、…一緒」
なっ!?
おいおいおい!なんつー顔で言うんだよ!
…―――
「あー、よく寝た」
おはようございます、白雪姫。
「おはよー!さぁ、今日も張り切って戦うわよ」
もう戦うの決定なんですか!?
「あったり前じゃない!さあ、早く行くわよ!」
あ、はい。
「今日もいいナレーションしてよね!もちろん私に有利なようによ?」
そ、それはちょっと…、…っ!あ、すみません!!だからその…マシンガンを…あ、ありがとうございます。…はぁ~。
「フン!ため息ついたってアンタは私から一生離れられないんだからね?」
っ!あの…白雪姫さん?
「な、なによ」
顔、真っ赤ですよ?
「…っ!?殺す!!」
す、すみませ~ん!!!
(はぁ…何で俺、ずっとこの子についてるんだろう?)
最初のコメントを投稿しよう!