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「昨日部活が終わってからそのメール見たんだけど、迷惑メールだと思って消しちゃったんだよね。
英語ではなかったみたいだし、多分同じメールだと思うけど。」
由美子の説明に、ちひろは少し肩を落とした。
もう一度メールを確認しながら、残念そうに口を尖らせる。
「何だ、消しちゃったんじゃ確認できないじゃん。
でも、同じくらいの時間に、同じメールがきたんでしょ。
何だろうね、これ。」
ちひろが携帯電話を閉じると丁度チャイムが鳴り、担任がドアを開けて教室に入ってきた。
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