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「…風丸…」
「………ご…えんじ…」
豪炎寺は思い切って行動に出た。
「…風丸…」
「……っ…」
風丸が逃げるように立ち上がった。
「風丸!待て!」
豪炎寺はそんな風丸を引き寄せて抱き締めた。
冷たい風丸の身体に温もりが走った。
「……っ…!」
「1人で…抱え込むな…俺が…全部受け止めるから。」
「…ご、えんじ…っ…」
「風丸…悪かった…1人にして…」
「…っ…ぅく…っうー…豪、炎寺…ご、めん…ごめん…」
それは…冷たい…暗い世界が光を取り戻した瞬間だった。
「…風丸…これまでの反省を踏まえて、2人で、頑張っていこう…」
「あぁ…俺は…もう、踏み外さない。」
「フッ…やるか…」
「あぁ…」
「「サッカーやろうぜ!」」
2人で拳をぶつけて、誓う様に呟いた。
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