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4月5日
俺は天地天牙。今日は俺の高校の始業式だったのだが、俺は遅刻寸前の時間まで寝ていた
天牙「あぁーあ、まだ寝たいよ、全く。まぁ、時間もあることだし、もうひと……ね…む…り……あぁぁっ!時間ねぇじゃねぇか!急がねぇと遅刻だぁ!」
天牙は制服に着替え、写真立ての前に立った
天牙「じゃあ、行ってきます!父さん、母さん。」
俺の両親は、三年前から行方不明だ………だけど二人とも夢に出てくる。だから寂しいとは思わないかな。
天牙「ん?あれ綾乃か?おーい、綾乃!」
天牙の声を聞き、前にいた長髪の女子が振り返った
綾乃「天牙!急がないと遅刻しちゃうよ!」
天牙「そんなこと言ったって………って綾乃!おい、前!」
綾乃「え?」
綾乃の目線の先にはトラックが迫っていた。しかも綾乃は動けず、状況は非常にまずかった。
天牙「綾乃ーー!」
天牙はとっさに綾乃の前に立ち、右手でトラックを切り裂いた。トラックには、獣が切り裂いた様な傷があり、人間には不可能な技だった……
綾乃「……天牙?その目どうしたの?」
この時、天牙本人を含めて、初めて天牙の右目が白銀へと変化することを知り、天牙は自分が何をしたか理解してなかった
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