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今日も、俺とメイドの朝が始まる。
「ふわぁああ～、おはようございます、ご主人さまぁ…」
「おはよう、じゃないよ。
もう７時だぞ。寝坊じゃないか」
「は…はわぁっ!!
スミマセンご主人様!!!メイドの私が寝坊してばっかりに…!!」
「ははは、毎日俺が起こしに行くもんな。
今日はもう、ゆっくり寝かせておこうと思って」
「ふにゅ…私、メイドなのに…クスン…」
「ほらほら、いいから。
それよりお前、髪の毛グシャグシャだぞ。
いつものツインテールに結わえてあげるから、こっちに来な」
「…は、はい…ご主人様…///」
数分後
「ほら、いつも通りに可愛くなった」
「うにゅー、ありがとうございます、ご主人さまぁ…///」
「ていうかお前、エプロンのヒモもほどけてるし」
「はわわ、ホントだぁ!!!早く結んで、ご主人様の朝ごはんを作らなきゃ…!!!」
「…朝ごはんなら、とっくに出来てるよ。
俺と、そしてお前のぶんも」
「…ご主人様ぁ…
スミマセン…(うるうる)」
「いいんだよ、お前、何も出来ないじゃん」
「ムッ…！！
私はメイドですよ！！朝ごはんぐらい作れます！！
今からでも、もう一品のおかずを作って…！！！
キャアアアアー！！！」
ドンガラガッシャーン！！！！！
「お前なぁ…朝っぱらから俺の仕事を増やすなよ。
なんで一品のおかずを作ろうとして、味噌汁を鍋ごと頭からかぶるワケ？」
「ふぇえ～ん…スミマセンご主人様ぁ…」
「いいから、早くシャワー浴びて味噌汁を洗い流してこいよ。
…ん？お前、泣いてんのか…？」
「グスッ…だって私、メイドなのに何もできない…ヒック…」
「馬鹿だな。俺は、お前が居てくれれば、それだけで安心するんだよ」
「……お…おにいちゃん………！！！！
ふぁ、間違えました！！！
ご主人様…！！！
ご主人様って、優しいんですね…………(うりゅうりゅ)」
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